ダブルスの試合で、相手の前衛がすごく上手そうに見える。ポーチに出られそうで怖い。
そう意識し始めると、打つコースがなくなって見えて、無理なコースを狙ってサイドアウトしたり、逆に前衛の正面に打ってしまったり……。
いわゆる「前衛恐怖症」みたいな状態。私もよく陥っていました。
でも、いくつかの「逃げ道」と「考え方」を知っておくだけで、この恐怖心はかなり和らぎます。今回は、前衛が怖い時に実践したいことをまとめてみます。
なぜ前衛が怖く見えるのか
そもそも、なぜ前衛があんなに大きく、怖く見えるのでしょうか。
「見すぎている」から
人間には、見た方向に進んでしまう習性があるそうです(バイクの運転とかでも言われますよね)。
前衛を「怖い、怖い」と思って見れば見るほど、意識がそちらに集中し、無意識に体が前衛の方向に向いてしまう。結果、吸い込まれるように前衛へのチャンスボールを打ってしまう。
「見ているものが一番大きく感じる」という心理的なトリックもあります。
具体的な対策:どこに打てばいい?
前衛が怖い時、私が実践している「安全地帯」はこの3つです。
1. センター(真ん中)に打つ
一番のおすすめは、コートの真ん中(センター)です。
センターはネットが一番低くなっています(端より約10cm低い)。だからネットミスのリスクが低い。
しかも、センターにボールが来ると、前衛はポーチに出にくいんです。なぜなら、後衛と交錯する危険があるし、角度をつけにくいから。
「迷ったらセンター」。これを合言葉にするだけで、だいぶ気が楽になります。
2. ロブを上げる
前衛がどうしても気になるなら、頭の上を抜いてしまいましょう。
エースを狙うようなギリギリのロブじゃなくていいんです。とにかく高く上げて、前衛を後ろに下がらせる。
「陣形を崩す」ためのロブです。一度前衛を下げさせてしまえば、普通の並行陣対並行陣(あるいは雁行陣)のラリーに戻せます。
「困ったら上」という選択肢を持っておくと、心に余裕が生まれます。
3. 前衛の「足元」沈めるなんて考えない
よく「前衛の足元に沈めろ」と言われますが、前衛が怖いと思っている時にそんな高度なコントロールはできません(笑)。
無理に沈めようとしてネットにかけるのがオチです。
それよりも、「前衛が触れないくらい高いロブ」か「前衛が届かないクロス」を狙う方が現実的です。
メンタル面での対策
技術的な対策だけでなく、考え方を変えるのも効果的です。
「ポーチに出られたら褒める」精神
相手にポーチを決められた時、「あぁ、やられた…自分のコースが甘かった」と落ち込んでいませんか?
私はこう考えるようにしました。
「今のを取るなんてすごいな。ナイスショット!」
ポーチに出るのって、実は相手もリスクを負っています。それが成功したなら、相手を褒めるしかない。
「自分のミス」ではなく「相手のファインプレー」と捉えることで、自分を追い詰めないようにします。
前衛を見ないで「空間」を見る
打つ時、前衛の人を見るのではなく、打ちたい「空間(スペース)」を見るようにします。
「あの人の横を通そう」ではなく、「あそこの何もないスペースにボールを運ぼう」というイメージ。
障害物(人)から意識を外し、目的地(空間)に意識を向ける。これだけで、不思議とボールが前衛に吸い込まれなくなります。
まとめ
前衛が怖いのは、あなたが相手を意識しすぎている証拠です。
1. 迷ったらセンターに打つ
2. 困ったらロブで逃げる
3. 前衛を見ずに、打ちたい空間を見る
この3つを実践してみてください。
特に「センターセオリー」は強力です。真ん中に打っておけば、大きく失敗することはまずありません。
「打つところがない!」と思ったら、深呼吸して、コートのど真ん中を狙って打ってみてください。意外とそこでラリーが続き、相手が焦れてミスをしてくれることも多いですよ。
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