「今のは完璧だったのに!」と思ったショットが、フレームに当たってあさっての方向へ。そんな経験、何度もありませんか?
私も、チャンスボールを当たり損ないでミスすることが本当に多くて、「なんでこんな簡単なボールをミスするんだろう」と落ち込んでいました。
今回は、試行錯誤の末に見つけた「当たり損ないを減らすための練習方法」について書いてみます。
なぜ当たり損ないが起きるのか
まず、自分がなぜ当たり損ないをするのか、原因を考えてみました。
ボールを見ていない
一番の原因は、これでした。
打つ瞬間、ボールではなく相手のコートを見ている。「このコースに打とう」という意識が強すぎて、ボールから目が離れてしまっていたんです。
コーチに言われて気づいたんですが、ボールを見ているつもりでも、実際にはラケットに当たる瞬間は見ていない。これが当たり損ないの大きな原因でした。
体が開いている
もうひとつ気づいたのが、打つ瞬間に体が開いてしまうことです。
特にチャンスボールの時、「早く決めたい」という気持ちが先行して、ボールが来る前に体が相手コートの方を向いてしまう。これだと、ラケット面が安定しないんですよね。
力んでいる
チャンスボールほど、力んでミスする。これも自分の悪いクセでした。
「ここで決めなきゃ」と思うと、力が入りすぎてスイングが乱れる。普段の練習では当たるのに、試合になると当たらない。これは力みが原因だと気づきました。
当たり損ないを減らすための練習
この問題を解決するために、以下の練習を取り入れました。
1. 「ボールを見る」練習
一番効果があったのが、意識的にボールを見続ける練習です。
球出し練習をしている時、コーチから「ボールの縫い目が見えた?」と聞かれたことがあります。最初は「そんなの見えるわけない」と思っていたんですが、意識すると本当に見えるようになってきました。
ポイントは、ボールがラケットに当たる瞬間まで、顔を残すこと。打った後すぐに顔を上げるのではなく、0.5秒くらい打点を見続ける感覚です。
この練習を2週間続けたら、当たり損ないが明らかに減りました。
2. スローモーション練習
次に効果があったのが、ゆっくり打つ練習です。
友達に緩いボールを出してもらって、とにかくゆっくり、正確に打つ。スピードは気にせず、ラケットの真ん中(スイートスポット)に当てることだけを意識する。
最初は「こんなゆっくりで意味あるの?」と思いましたが、これが意外と効果的でした。ゆっくり打つと、自分のスイングの問題点が見えてくるんです。
例えば、「体が開いているかも」とか「打点が前すぎるかも」とか。スピードを出すと隠れてしまう問題が、ゆっくりだと顕在化する。
3. 壁打ちで反復練習
壁打ちも、当たり損ないを減らすのに効果的でした。
壁打ちだと、同じようなボールが何度も返ってくるので、スイートスポットに当てる感覚を体に覚え込ませることができます。
週1回、30分くらい壁打ちをしていたんですが、3ヶ月くらいで「ラケットの真ん中に当てる感覚」がつかめてきました。
4. 「打点を前」を意識する
当たり損ないが多い人は、打点が後ろすぎることが多いと聞きました。
自分もそうだったので、意識的に「前で打つ」ようにしました。具体的には、体の斜め前、腰のあたりで打つイメージです。
打点を前にすると、ボールをしっかり見ながら打てるし、ラケット面も安定します。これだけで、当たり損ないが減りました。
チャンスボールでの当たり損ないを防ぐ
特にチャンスボールでの当たり損ないは痛いですよね。これを防ぐために、以下のことを意識しました。
1. 「決めよう」と思わない
チャンスボールが来ると、「ここで決めよう」と思ってしまいがちです。でも、この意識が力みを生んで、当たり損ないにつながる。
自分が変えたのは、「決めよう」ではなく「しっかり入れよう」と思うことです。エースを取ることより、まずはコートに入れることを優先する。
この意識の変化だけで、チャンスボールでのミスが減りました。
2. スイングスピードを8割に抑える
もうひとつ効果があったのが、スイングスピードを抑えることです。
フルスイングで打つのではなく、8割くらいの力で打つ。これだけで、ラケット面が安定して、当たり損ないが減りました。
8割でも、しっかりスイートスポットに当たれば、十分速いボールが打てます。力任せに打つより、確実性が高い。
3. フォロースルーを大きく
当たり損ないを防ぐために、フォロースルーを意識的に大きくしました。
フォロースルーが小さいと、インパクトの瞬間にラケットが止まってしまって、ボールに力が伝わらない。でも、フォロースルーを大きくすると、自然とスイングが安定します。
イメージは、「ボールを送り出す」感覚です。打った後も、ラケットを振り切る。この意識で打つと、当たり損ないが減りました。
ラケット選びも大事
当たり損ないが多い人は、ラケットのスイートスポットが小さい可能性もあります。
自分も、最初は上級者向けのコントロール重視のラケットを使っていたんですが、スイートスポットが小さくて、少しでもズレると当たり損ないになっていました。
中級者向けの、スイートスポットが大きいラケットに変えたら、当たり損ないが減りました。ラケット選びも、意外と大事だと気づきました。
練習での意識を試合に持ち込む
練習では当たるのに、試合になると当たらない。これも自分の悩みでした。
原因は、試合になると「早く決めなきゃ」という焦りが出て、練習での意識を忘れてしまうことでした。
この問題を解決するために、試合中も「ボールを見る」「8割の力で打つ」という2つだけを意識するようにしました。他のことは考えず、この2つだけ。
これだけで、試合での当たり損ないが減りました。シンプルな意識ほど、試合で実行しやすい。
まとめ:当たり損ないは練習で減らせる
当たり損ないは、「運が悪い」わけでも「才能がない」わけでもありません。正しい練習をすれば、必ず減らせます。
ボールを見る練習、スローモーション練習、壁打ち、打点を前にする。これらを意識的に取り入れれば、3ヶ月くらいで明らかに変わります。
チャンスボールでの当たり損ないも、「決めよう」ではなく「入れよう」という意識の変化で減らせます。
もしあなたも当たり損ないに悩んでいるなら、まずは「ボールを見る」ことから始めてみてください。これだけでも、確実に変わります。
当たり損ないが減れば、テニスがもっと楽しくなります。ぜひ試してみてください。
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